末川協建築設計事務所

WORKS

●井筒八橋祇園南店什器新設(2017)

2015年に改修したIm邸の店舗が井筒八橋さんに決りました。Sn社長自ら打合せに参画されました。
辻工務店の村上Jr.の結婚式でご挨拶いただいたご縁も、
四条町大船鉾保存会の中野さんと同級生というご縁も、
町家・まちづくりファンドへ多額の寄付をされているご縁も、
皆京都ならではのつながりで、大切に思います。
製作は辻の義父さん、前河さん。



建物本体の仕事に見劣りしないように設計しましたが、ちょっと重くなった感じです。



その分明るくかわいい社員さんが補ってくれますよう。


●神泉苑本堂改修工事(2016)

狂言舞台の改修をお手伝いしたご縁が続きます。神泉苑本堂の屋根の葺き替えと位牌堂の改修工事。
その他にも御輿の蔵の建て合わせなど。京都の歴史あるお寺の繕りに関われて光栄です。
施工は辻工務店。



右手のお位牌棚を新設。筬欄間は和尚様が井川さんで買ってきました。



●As邸改修工事(2016)

なぜか百万遍の工事が続きます。同年代、京大の研究職のAs氏が購入された町家の改修。外車のクラシックカー3台を収納する工事。
町家の構造については全面的な信頼を頂けましたが、柱の抜き差しでは頭を絞りました。建具の開閉もミリ単位で検討。
それ以外にも、ガラス張りのお風呂や、ロフトの新設など、As氏の夢はたくさん。
息子さんお二人とすべての壁の中塗り仕上げに取り組まれました。
工事中、なぜか現れたお寿司屋さんが貸してほしいと。
1階の車庫を除くLDKもすべてRCの土間に。東北のご出身のAsさん、寒さも無事乗り切られますよう。
施工は辻工務店。



車2台を入れる3枚引き込みの格子戸は新設。オモテの洋室の建具は既存と古建具で。


キッチンは既存をアイランドにして再設置。吹き抜けにAs氏の支給の箱段2つを組合せ。


ガラス張りのお風呂。これも古建具を調達。


●Ms邸改修工事(2016)

町家の工事を手掛ける仲間の1人、水道屋のエースMs氏。鶏鉾の作事方、音頭取もつとめます。中学校の後輩に当たります。
現場では話好きのムードメーカー。そんな彼の実家の改修工事。
もともと祇園にあった町家を大正時代に鞠小路通りに移築したものです。
彼のお祖父さんが京大に実験器具を納めていた作業場が付いていました。
下水管の漏水で北側への倒れがひどく、雨もダダ漏れ。水道屋のくせに紺屋の白はかまです(人のことは言えませんが)。
9軒目の町家・まちづくりファンドの助成を頂きました。
施工は仲間の辻工務店。



ここでも、モルタルアルミサッシを撤去し、格子戸、平格子を新設。お地蔵さんはレッカーで吊って焼杉板貼、


まちセンの担当課長のご好意で既存の小屋裏収納はそのままに。お祖父さんの手作りの鉄骨階段を架け替えました。


火袋のキャットウォーク。新設の側繋。


2階3室の内装のやりかえ


●Id邸改修工事(2015)

四条町町会所の改修工事に先立ち、その北隣のIdさんのお宅の外装改修工事。
大船鉾の立つ四条町で4軒の町家が並ぶ一角です。北側外壁の焼杉板貼り、前栽の南北の塀の補修まで。
ご町内へのお出入りの最初、気合が入ります。
施工は辻工務店。


●Im邸改修工事(2015)

祇園での工事が続きます。京都市景観・まちづくりセンターのご紹介で四条通南側の町家の改修。
もと100年続いた履物屋さんでしたが、明治中期の御茶屋の建物。
構造改修、屋根の葺き替え、水廻りの新設、内外装のやりかえまでフルスペックの工事になりました。
施主のImさんもお酒が大好き。打合せの後の一杯飲みも楽しみで。
花見小路を含めて、祇園の周辺では御茶屋の建物の店舗化が進みますが、伝統構法で改修が行われていることはまれ。
そんな設計や職方のこだわりをIm氏は汲み取ってくださいました。
お茶屋の外観を復元した四条通り側にはお店が入る予定です。
施工は辻工務店。



格子戸、出格子、幕掛け、駒寄せ、軒庇を復元。2階の御茶屋格子は覆いを取ってベンガラ塗り。


1階のお座敷に面した小さな前栽。景石は既存の組合せ。棕櫚竹は四条町の会所から移植。芝田さんの作品


1階の店舗部分。箱階段は既存を美装。


祇園の大きな御茶屋には蔵の代りに地下室があります
砂漆喰で美装。



重量鉄骨を抜き、火袋復元。階段と小さなキッチンを新設


2階の元のお座敷は小屋裏現しで


●神泉苑狂言舞台改修工事(2015)

北観音山の収蔵庫に続き、再び無形文化財の箱ものの改修工事。京都市の文化財保護課からの要請です。
2014年は建物の構造改修が中心でした。全体を20cm揚げ前し、10cmを床下の通気の確保、残り半分を1階階高を上げるのに使いました。
後は2階の胴差とササラの取替え、通し柱の抜き替えなど。
ここでも町場の技術やフットワーク、コストが京都の文化財を守るお役に立ちましたよう。
狂言の講中には何度も打合せを頂きました。
三若会のお世話役には大船鉾復元でもお世話になっており、改めて京都のご縁を感じます。
2015年は建具の新調が主な工事です。
施工は辻工務店。



建物を全体に揚げた跡が分かります。


狂言舞台の床の新調。外材の3重貼りを桧の1重貼りへ


1階の床も杉の一等材で新調。胴差、ササラの抜き替え


2015年に新調した雨戸。前河の御父さんの作品です


同上外観


●山伏山軸組新築(2015)

鶏鉾、大船鉾に続く、祇園祭山鉾のお手伝いです。
山の構造はご町内ごとに異なりますが、山伏山の構造は四方転びの櫓に舞台を固定しない鉾に準じたもの。
長年の改変で鉾の前後左右で不整合もありましたが、オリジナルを模索して新調。
懸装品の取り付け易さも検討しました。
今年の前祭の巡行は大雨になりましたが、無事巡行参加を果たしました。

製作は三度、竹田工務店。



舞台は櫓に載せて括るだけ。幕掛は従前のものです。面に番付。


町会所の2階から桟橋を掛けます。そこも鉾に似ているところ


●祇園Kn改修工事(2015)

「京町家棟梁塾」でお花の講師をお願いしてきた花見小路のKnさん。
もと御茶屋の立派な町家でギャラリーをされています。2014年にお風呂とキッチン、地下室の改修まで。
2015年には2階の寝室と北側の柱のあげ前を完了しました。こちらも京極社長のご紹介です。
2期工事の完了の際には、大船鉾囃し方による出囃子も催して頂きました。

女将さんの手料理のご飯がおいしいこと。

施工は大下工務店。



花見小路に面した正面。


お手持ちの花器を使った洗面台


大屋根から花見小路を望む


●Kb邸改修工事(2015)

上京の昭和初期型の表屋造りの町家の改修。建てられたときから美容室が併設され、モダンな内装があったことが偲ばれます。
若いKb夫妻が、奥様のご実家をお二人のお住まいに改修。
8軒目の町家・まちづくりファンドの助成を頂きました。
ハシリの三和土仕上げでは大勢のご友人が集まりました。
オモテのミセノマには可動棚オペラの第4段。
ご夫妻とも外構設計のお仕事をされ、これからのお庭作りも楽しみです。
施工は辻工務店。



室町通りに面した外観。モルタル大壁、アルミサッシを取り払い、格子戸、平格子、肘掛けを新設。


2階の元の美容室を寝室に改修。お客さんが井川さんで選んだ古建具


平屋のハナレにダイニングキッチンを新設


ゲンカンニワ。通し柱の抜き替えと目板格子戸の新設


ハナレへの渡り縁。アルミサッシを古建具に取替え。



●あずきや本館改修工事2(2014)

町家の宿のグレードアップが続きます。2階の客室の仕上げを本物に。専用の水廻りの設置と火袋の漆喰塗り。
排水や電気設備の改修も同時に行いました。

女将さんには町家の宿のトップランナーを続けて頂きたく。

施工は山内工務店から独立した武田くん。



火袋の見上げ。


2階座敷の模様替え


新設の水廻り


●Fs邸改修工事(2014)

高倉松原下る路地奥の居宅の改修。町家ではなく隠居用のハナレの造りでした。
構造改修、板金屋根の改修、水廻りの新設と内装の美装まで。
京町家情報センターの協力ですぐに店子さんが決りました。
施工はアラキ工務店。



●大船鉾屋形新築(2014)

2011年より「大船鉾復元検討委員会」に参画。
2013年春には、基本設計と並行で現実のドナーとの折衝のため、実施図面まで作成。
果たして「京都ライオンズクラブ」の援助が決り、2014年、150年ぶりの祇園祭巡行参加の実現が見えてきました。
すべて原寸で描いた図面でしたが、実際の製作では田奈伽棟梁とエンドレスの打合せ。
5月の連休には、試験走行です。
四条町御町内の皆さんへの協力が続きます。
製作は竹田工務店。


製作中の屋形の軸組。唐破風軒の納まりが一番の難関でした。


艫屋形の仮組


屋形の仮組。ぴかぴかの銅板葺。


●Hm邸改修工事(2014)

大学時代、山登りのクラブの先輩Hm氏。
2005年、事務所開業の一年目にあてがい扶持の駐車場の整備の工事を頂いてから9年。
30年以上お世話になっていますし、工繊大の先生方とのご縁の一環にもなってもらってます。
主屋の改修設計のご依頼。学生時代に数え切れないくらい飲み明かした近代数奇屋です。
もとのハシリの通し柱や地棟の貫替えなど、構造改修に加えて雨漏りや水廻りの改修、お座敷の内外装のやりかえなど。
工事中、調査した蔵の雨漏りも限界、台輪を落さずに小屋組みから直しました。
千本丸太町での工事が続きます。
施工は辻工務店。


亀岡から移築されたという近代数奇屋。


お庭に面したダイニング


お座敷。あげ前と畳の表替え、聚楽の塗り直し、縁側の建具の新設


もとのハシリ。通し柱と5mの松丸太の抜き替え。


●Ay邸改修工事(2014)

光安さんでお世話になった京都信用金庫本店ののKt氏。
町家の改修の合法性を巡ってけんけんがくがくの議論をしましたが、翌年に三条支店のお得意さんの町家の改修を紹介頂きました。
白川畔三条上る、町なかで飲んだ帰りに自分が通るところ、図らずも昔から大好きな町家でした。
土日は岡崎公園に行きかうひと達が賑やかな場所、工事中もたくさんの飛び込みの見学がありました(京極社長もその1人)。
床下からは白川の水を引く、水車の水路が現れました。
施主のお嬢さんのこだわりで、内装は造はほとんど洋風の仕上げ、外観の復旧は信頼して任せていただけました。
施工は辻工務店。


手前味噌ながら釜軒瓦の奇麗さは京都でも指折りだと思います。


白川に面した肘掛4つ。外壁は柿渋塗りの杉板貼り。


お嬢さんおこだわりの丸窓。


同じく2階はワンフロアの洋室。


同じく愛犬を洗う洗面。モザイクタイル貼り。


●Nm邸@稲沢(2014)

京町家再生研究会前理事長のOt先生のご縁でつながった再び庄屋屋敷の改修。
もと造り酒屋で大きな蔵が2棟、主屋ももと銀行、2階には20畳お座敷が2つ。
構造はほとんど傷んでおらず、雨仕舞いに難のあった洋室の増築の撤去と、瓦の一部葺き直し、ご家族がコンパクトに暮らせるLDKと寝室と水廻りの新設。
辻工務店のカズさん、橋やん、光本瓦さん、さくあんさん、泊り込みで工事を進めてもらいました。
東奥親方には畳40枚超、トラックで高速を運んで頂きました。
京都ナンバーの職方の車、それとなくご近所からの注目もされたようです。


旧街道に面した主屋。一里塚の銀杏の巨木。


元銀行の店構え。上げ下げ式の雨戸を復旧。


車寄せの付いた内玄関。大屋根の葺き直し。


新しいLDK。


コンパクトなキッチン。Mo邸と同じもの。


お嬢さんの蔵書用の書架。


●Mo邸改修工事(2013)

2012年の秋にお電話を下さったMo夫妻。初めてHP営業の役目を果たしてのご相談でした。
下立売の猪熊の角、立派な町家でしたが、在来工法による改変が著しく。
構造から町家の復元、町家の新築に準じる工事となりました。
床下から、町家より古い深井戸が現れ、湧々と水が流れていました。
火袋では準棟さんぺきの復元のご要望。
お引越しの前日まで、日付の変る時間まで、工事に追われましたが、ご夫妻には喜んでいただけました。
7軒目の町家・まちづくりファンドの助成を頂きました。
施工は辻工務店。


下立売側の正面。合板吹付けに代えられていた虫籠も左官で復元。軒の一文字瓦葺新設。


猪熊通り側は焼杉板貼り。


火袋の復元。可動棚オペラ第3弾。踊り場付きの階段。


同上。7mの牛引き梁で準棟さんぺきの復元。文字通り木鼻付きのお寺の古材。


2階の8畳。重量鉄骨を抜き替え小屋裏を現しに。


新設の水屋。お茶のご師範にもほめて頂きましたが、これは数奇屋大工ヒロやんの作品。


2階のサブキッチン。シンプルに。


2階の寝室。虫籠窓内側には既存の建具を再設置。


●祇園祭北観音山収蔵庫(2013)

京都市文化財保護課からの要請。無形文化財の器の改修工事です。
六角町の連合会理事長のYs先生のご指名による改修設計監理の仕事です。
文化財の仕事に町場の技術力やフットワーク、単価が役に立ちますよう。
施工はご町内お出入りの八田工務店。


2階正面の唐破風軒が奇麗です。


軒の巴瓦は六角形。



●お料理光安@千本丸太町(2013)

2007年に御所南の町家で開業を果たされた光安さん。ミシュランが出て2年目には2星を取られました。
千本丸太町の町家を購入され、職住一致のお店を再スタート。ご家族の念願のお風呂付。
2組の客室は、お馴染みさんにも、違和感のないように。オープンの厨房にはポータブルのオクドさん。
総桧の調理台は前河お父さんの渾身の作。
これからもますますのご活躍を。
施工は辻工務店。




新しい厨房。水屋箪笥や建具は御所南のお店から移しました。
レンジフードも。



お店の正面。ただただもとの町家の姿を再現。


オクのお座敷。古建具は再び井川さんから。庭は芝田さん。
什器や照明はもとのお店から。



●Ks邸改修工事(2012)

学芸出版社の京極社長からのご紹介のKs氏。千本丸太町の町家をシェアハウスに改修。
ご自身もお住まいになられます。
井戸はポンプを再設置。氏のお母様の絵画作品を仕舞うロフトを設けました。
ご自身でも、小舞掻きの取組みをされました。
施工はアラキ工務店。


共用のリビングになる座敷から広縁、水廻り。出来るだけ既存の良さが残るよう。


火袋に共用階段。アラキ工務店のエースの1人、築山君の作です。


●Yd邸@氷上町(2012)

お世話になっている学芸出版社の営業部長の奥様のご実家の改修。
明治末の庄屋屋敷の改修です。
箸預けは、初めての経験、まかないのご飯と地元名産のアザミ菜の漬物のおいしいこと。冬の氷上の寒いこと。
構造改修、外装の改修に加え、ダイニングキッチンの天井を上げ、水廻りや収納も新しく。
施工は辻工務店。


もとお酒屋さん、立派な正面。


DKの小屋組を現しに。土壁と天井の杉板貼り。


既存のガラス障子の補修。


オクの外観。農家の造り。大屋根の葺き直し。外壁の焼杉板貼り。


元のお便所を収納に。サンドブラストの風景画の入ったガラスを嵌めなおしました。


●高台寺門前町家(2011)

辻工務店から、伝統的建造物群保存地区内の町家の改修の設計要請。
構造と屋根、外観の改修工事を担当しました。京都市の景観政策課との協議も慣れてきました。
明治初めの建物で、ばったりの上に蔀戸が付く町家は初めてです。
カフェにされるそう、観光客で賑やかな現場での工事でした。


こじんまりした瀟洒な町家。店舗設計は末川と関係ありません(笑)。


●Tmアパート改修工事(2011)

南区のTm先生から、主屋に続き、同じ敷地内のアパートの改修設計の依頼。
各階5室+共用便所を各階3室風呂便所付きに改修。久々に共同住宅のパズルの設計に取り組みました。
外装はさわらの下見板貼り。お施主が自ら柿渋を塗られました。
外付けの設備配管がそれなりに納まるよう苦心しましたが、大伸工業の村瀬さん、意図を汲んで取り組んでくれました。
昭和レトロのリバイバルを目指しましたが、かないましたか。
施工は辻工務店。




南側の植栽と駐車場は芝田さん。



●Id邸改修工事(2011)

ご縁のあったWebデザイナーさんが上京区の町家を購入。お宿の女将をはじめます。
明治初めの建物、離れの傷みは大変でしたが、山内工務店の若手トリオ、きびしいコストの中頑張りました。
営業許可申請は、すべてお施主さんが自分でされました。内部の土壁の小舞掻き、荒壁付けもほとんどご自身で。
あずきやの女将さんからのアドバイスもありがたく。




●Sj邸改修工事(2011)

近衛中学1年生の入学時、新任で来られたSj先生。2009年の夏、動物園の前でお会いしご挨拶。
「また、うちの古家も見に来てな」と。そこから、鹿ケ谷、霊元寺隣の先生のお宅の改修設計。
昭和の近代数奇屋。庭の伐採から、屋根の葺き替え、水廻りの新設、内外装の改修まで。
先生のお父さんがバブル期に、京都の都心で地上げから、中京の町家からレスキューした大切なお道具たち。
町家の再生、云々言われるずっと前にお父さんが試みた(遊び心もある)改修。
その後を継げた様にを願います。
施工は大下工務店。


瓦屋根はすべて葺き替え。


下足箱。先生が早朝から材木市で競り落したケヤキ材で。


下屋の銅板の越葺も新設。石垣の上は霊元寺。


新設のDKの外装。庭には灯篭がたらふくあり。


●大船鉾船体築(2011)

2009年に四条町が決断され、発表された大船鉾の復元。
果たして2010年秋に文化財保護課のMk係長からお電話があり、復元設計の要請。
鳥肌が立ちました。
2010年年末に船鉾ご町内の厚意でその軸組の調査。
2011年3月実施設計完了。2011年10月に船体のお披露目。
製作は竹田工務店。



製作中の大船鉾。3次元に組み合わす4本のハネ木の寸法管理。


ヨドバシカメラの船体軸組。番付けは四条町のざこつ先生。


●Ks邸改修工事(2011)

新町姉屋小路の小さな町家を住居として改修。
東西両側に切り取られた跡があり、軒の深さから元の町家の規模が偲ばれます。
お施主のKs先生は考古学のご専門、奈文研の先輩や、建物の改修履歴でお話が盛り上がり。お酒も大好きです。
新しい店子さんが祇園祭の巡行を2階の肘掛から楽しまれますよう。
連合会理事長のYs先生からすこしだけほめていただけました。
施工は山内工務店。


新町通りに面したファサードを復元。


お座敷から水廻りと小さな前栽。Min.の3点セパレート定番です。


小さな火袋の復旧。天窓から1,2階への採光。


●Nm邸改修工事(2011)

円町の小さな矩形の町家。辻工務店からの要請で設計監理。
徹底的なコスト管理で、構造改修、屋根の葺き替え、DKの新設、水廻りの美装、外装の改修まで。
設計監理料をキャッシュでくれた辻親方。
その足で東北の震災復興のボランティアに向かうことが出来ました。





●鳥弥三二期工事(2011)

景観重要建造物の助成での改修工事3軒目。今回は鴨川沿いの離れ座敷を改修。
個人的には京都の鴨川畔の建物で一番美しいと思う建物、改修に関われて光栄です。
北側の建物の1階に江戸時代の建物が残っている可能性があります。
施工は山内工務店。





●Tg邸新築工事(2011)

中京区での兼用住宅。大下工務店からの要請で設計。
京都で初めての新築。やはり確認申請は苦手であります。


1階ワンフロアの事務所。引き戸と開き戸の組合せ。


2階寝室のハイサイドスリット。小屋組を構造に含めない在来工法の壁量計算を逆手に取って。
町家の構造ではありえません。



●Nn邸改修工事(2011)

疎水畔の近代数奇屋の改修。北白川の景観の道標となった駒井邸や喜多邸の向かいにあります。
蔵をビルトインしてあります。オクにはもと友禅の作業場がありました。
平楽寺書店に続き、学芸出版社のKg社長から紹介頂いた出版社社長さんのご自宅の2軒目です。
お嬢さんは、大学院生時代に西川研究室でバイトをされており、ここでも京都のご縁を感じます。
構造、屋根、水廻りの全面改修。施工は辻工務店。


敷地南東より。友禅の作業場をLDKとお嬢さんの部屋に改修。
山の好な社長さんが毎日望む比叡山と大文字山。



敷地東側より。植木もしっかり手入れされました。


2階東側の座敷。庭と借景の東山がつながります。


蔵の2階。小屋組を現しに。造り付の収納。


1階南側の洋室。戦前のRC造。内装のやりかえとF.R.ライト風の照明。


1階南側、新設のサンルームよりLDKを望む。もと友禅作業場の方杖を復旧。


●延寿寺改修工事(2010)

河原町六条のお寺の改修。屋根の小屋組の補強と柱のあげ前のお手伝い。
がんこ二条店で調査をお手伝いしたご縁がつながり、増川工務店から設計監理の要請がありました。
現場の機動力やコスト管理では、われわれの町家も学ぶべきものが多く。
大正期のトラス架構の補強では、図らずも唐招提寺、国宝の金堂の文化庁の改修とかぶる課題でした。
桁行の変形性能の担保と言う点では、補強の方法に違いがあります。


河原町通より。葺き替え済みの大屋根。


●ダイアテック・プロダクト事務所改修工事(2010)

中書島の大正期の大きな町家。もと伏見の酒蔵の樽を作っていた商家の本宅です。
京町家情報センターの依頼で調査してから、2年をへて借り手が現れました。
若い社長に率いられた、若い輸入自転車を扱う会社。その事務所に町家を改修です。
大屋根の差し直し。構造改修。2階に事務所スペース。
施工はアラキ山内工務店。



新門を入った建物正面。社員さんの自転車置き場。


ハシリにストリップ階段を新設。


オクには元の水廻りを倉庫の改修、差し掛けで仮設の倉庫も。床下から現れたレンガを敷き詰めました。
階段は濠川におりるためのもの。荒木棟梁たびたび登場。



厨子2階もオフィスに改修。シンプルな什器の設計もお手伝いしました。


●Mt邸@嵯峨野改修工事(2010)

嵯峨野の近代数奇屋の改修工事。大屋根の葺き替え。LDKの新設。水廻りの新設。ペアガラスの窓の新設など。
昭和18年、12月の棟札。真珠湾攻撃と同じ日付。施工は山内工務店。

奥様からは「快適にできなければ、よいものも残りません」と。



新設のLDK.かつかつでシンクと冷蔵庫納めました。


新のハシリにあったオクドさんを差し掛けに移設。
広いお庭から出る焚き物でお餅つきをしてもられるよう。



●あずきや本館改修工事(2010)

町家の宿の草分け、あずきやの女将さんの産休明けを期して、本館の改修工事。
1階お座敷の畳の新設と縁側廻りの内外装の改修。
施工は山内工務店。
モルタルの外壁を焼杉板貼りに直し、縁側の床は友禅の張板、ムクの樅材に取り替えました。



芝田さんのお手入れで黒松の形も整ってきました


●My邸改修二期工事(2010)

前年の内部工事に続いて、装とオモテの改修。町家・まちづくりファンドの活用も6軒目になりました
1階は元の町家の姿に復元の工事。2階は在来構法を町家にあわせて修景する工事。
内工務店の武田君、腕を上げました。子育て中の奥様に見守られての改修、
お地蔵さんも化粧直ししてもらいました。


2階の階高が高いのを簾賭けと肘掛、腰張りでなんとか整えました


ハミセニワのハーレーダビッドゾンと乳母車


●布屋改修工事(2010)

開業6年を迎えられた町家の宿「布屋」さんの改修工事をお手伝いしました。
冬場に寒いオモテを部屋内に戻すこと、書架の新設、客室にお便所を設けること、建具の入れ替え、お風呂の改修など。
構造改修や傷みの手入れの少ない現場は不思議な気がする一方、
プランナーやデザイナーとしても信任いただけたことをうれしく思います。
もとのお店の良いところが失われないように抑え目、抑え目で向かいましたが、目の肥えたお当主や常連さん方にも受け入れていただけてありがたく思います。
その分、家具や造作の仕事が光っていることも。
施工は熊倉工務店、中西さんや渡文棟梁のお世話になり、例によって多くのことを学びました。
カレーがなくなるのは残念に思えましたが、週変わりのお昼ご飯も大変大変お薦めです



6枚引きのガラス戸と階段下の大戸で読書室を柔らかく区切ります。


漆の家具作家、建田先生の書架。モンドリアン改めグロピウス風。
設計の出る幕ではありません!



客室の小さな水屋。クスの木。渡文親方の作。
設計の出る幕ではありません!



2階オモテの建具の新設。西谷さんも上手なお仕事をされます。


●Tm邸(2010)

上鳥羽の民家の改修。
在来工法ですが木組みは立派な普請でそのまま活かしました。
任天堂の本社ビルのまん前の現場です。
辻工務店の辻さん、カズさん、カン吉くん、応援の中野さん、出野さん、大下君たち、施主の思いを概ね実現できたかと思います。
建具は辻の義父さん、200枚近く作ってもらいました。
ここでも庭は芝田さんにお任せしました。
ここでも信頼し見守っていただいたお施主に感謝深く思います。

来年は離れのアパートの改修に向かいます。



北側外観。新設の門と槙の生垣。カン吉くん根性のサンダー掛け。


玄関の造作と建具。


床の間の造作。すべてムク材に取替え、


お便所の造作。天板はかえでのちぢれ杢。


お風呂の造作。さわらの板貼り。


2階の吹き抜け。四方ムジの柱


ロフトからの見下ろし。
ここでも新築と違うかと伏見の税務署さん訪ねてこられました。


●路地奥の借家(2010)

作事組事務局の北側路地奥の町家の改修。
事務局大屋のOk氏の次男さんが末川の学校友達でお手伝いのご縁がつながりました。
ここも傷みは半端でなく不陸は27センチ、南側壁まったく無しからの復旧です。
アラキ工務店の若手ツートップ、牛田さんと西川さんが手掛けてくれました。
1階オモテのDKと間中のハシリニワの階段が設計のミソでした。


庇と虫籠窓、大屋根瓦の復旧。


2階のオクから東本願寺の石垣を見る。
奇麗なむくりの天井に見えますが、

あげ前の前はフライオットーのミュンヘンオリンピック会場のようでした。


小さなはしご階段。手摺は牛田さんが工夫してくれました。


●鶏鉾の改修(2010)

この5年間実測調査をお手伝いしてきた祇園祭の山鉾。
今回京町家再生研究会で鶏鉾の真木、カムロ柱、火遂、化粧屋根小屋組の改修工事の設計監理をお手伝いするご縁が広がりました。
実際には原寸での納まりを徹底的に考えること、竹田工務店の社長と相談を重ね、寸法管理の優先順位を決めていきました。
今年の鉾建てや巡行には半端でない気持ちが入ります。


作業場の大屋根をぶち抜いて真木を建てました。

竹田社長の取組みも半端ではありません。



●上七軒の修景(2010)

北野神社門前の七軒のお茶屋の一つの外観を取り戻す工事。界隈景観整備地区での事業です。
松尾女史の設計を引き継ぎました。
施工は辻親方。力いっぱい報いてくれました。
牛乳置きのメーターカバーもお客さんには喜んでいただけました。
電線の地中化や都ライトを楽しみに待たれます。


新しい御茶屋格子の出来は通りでも際立つように見えます。

銅の樋は林田キャプテン。エアコンのカバーはエツリ竹で辻親方が組みました。



●鳥弥三一期工事(2010)

木屋町の料亭の改修工事。いとこの学校友達が若社長です。
建物は登録文化財で、京都での歴史まちづくり法で事業の魁の一つになりました。
景観重要建造物の指定も頂き、Yd邸に続く2軒目。
58本の柱のあげ前、大黒柱は12センチ、山内工務店の田中親子達、1ヶ月で成し遂げました。いつもながら感服です。
構造も造作も異次元の領域の改修工事になりました。
来年は鴨川側の建物の二期工事に向かいます。


5種類の格子を持つファサード。

木屋町を通る人力車が止まっては記念写真を撮られます。



●三吉坊ギャラリー(2010)

京町家ネットの合同新年会で仲良く頂いた陶芸作家のご主人と山野草を活ける奥様の路地奥のギャラリー。
左官と塗装と什器、手水はご自身の作品。マイペースで丹念に仕上げられました。
友禅の張り板のカウンターは田中Jr.の作。山内工務店の若手が大工仕事は納めました。
カウンター内の炉と銅板の流しもかわいらしく納まりました。
こだわりのコーヒーがいただけます。



床も友禅の張り板とスレート貼り。


コーヒーを点てるご主人。
襖は唐長さん。


●お菜処の門(2009)

銀閣寺畔、いとこの雅ちゃんのお惣菜のお店の門の改修。
掘建ての出節の桧丸太の取替え。銅の板金はそのまま再利用。槙の建具は洗い直しと小口の蓋まで。
京都に戻って初めての頃の現場を懐かしく思えました。
施工は辻さんとカズさん。




●友禅の作業場(2009)

お知り合いの友禅職人から相談を受けたご本家の中京の町家。
借家にされていましたが間口3間半、立派な建物です。
大屋根全体の雨漏りと、オモテと裏の沈下が、それぞれ15cm強、東西に捩れた倒れがありました。
あげ前
、歪み突き、屋根とファサードの全面改修。
大切な紹介からの貸主、その信頼への責任は果たしました。
町家の活用は信頼いただいた借主に託します。
施工は辻工務店。


腰高戸と鎧貼りは新設。
元の厨子二階を中二階にした跡と平格子を出格子に代えた跡がありました。
軒の瓦は出来る限り再利用。


ウラの外壁。モルタルをはがし、下地から土壁復旧。
板金屋根は棟梁塾一期林田キャプテン。



ウラ下屋下地。地松の芯持ちと杉の一等の板垂木。
北山の磨き7mの出桁は辻親方のこだわり。電信柱か!
下地の立体交差は数奇屋大工の中野さん。それを見せるよう板金が控えました。



解体組みなおした道具箪笥。これもベンガラで磨きなおしました。
左は辻の義父っさんの腰高戸。鉄砲ほぞ。



●宮川町の御茶屋(2009)

普門軒の杉本和尚から相談を受けた3階建ての御茶屋。
川端側の3階のあげ前と大屋根、宮川町筋とつながる縁側とダンスホールの屋根の架け替えまで。
コストめいいっぱいで、家主の工事の責任範囲を果たさねばなりません。
23年前の大学院時代に調査し、政策を考えた鴨川両岸の景観保全。
ようやく技術者として報いることが出来て幸せです。
施工は山内工務店。


入り口の上の隙間10センチがちょうどあげ前分。
お隣の空家も一緒に立ちが直りました。
2階3階のかつての増築時の桁は細すぎて、ここだけはずん切りボルトで吊りました。
大屋根のてりはご愛嬌。瓦の差し替え補修まで。



●北白川の借家(2009)

事務所移転に伴い空き家になった北白川二軒の長屋を直して貸すことに。
1,2階の壁位置のずれる昭和初期型での上げ前にはいつも難儀します。
構造改修、東側の水廻り、板金屋根の改修など。施工は辻工務店
おかげさまで二軒まとめて借りてくださる方が現れました。


びわと金木犀を切ってすっきりです


●My邸改修工事(2009)

「胡乱座」さんのご友人の若いご夫婦の町家改修。作事組での第18弾。施工は山内工務店。
外装の改修と火袋の復旧、2階の水廻りの改修と階段の改修までを行いました。
浴室のこぼち、壁の中塗り仕上げ、木部のベンガラ塗りにはご夫婦とご友人も参加されました。
来年の二期工事ではファサードの復旧を目指します。


台目の小部屋、花頭窓の欄間付き。女中部屋ではありませんでした


ハシリの収納式カウンター


火袋上部のハイサイド


●ふれ合い町家「蓮」(2009)

西の京での町家改修。作事組での第17弾。施工は山内工務店。
木屋町の割烹の女将さんが借主でお手軽なお料理とテイクアウトのお惣菜を出されます。2階のサロンではイベントの予定が続きます。
1階の平格子とバッタリが設計のミソでした。

町家・まちづくりファンドで5軒目ののお世話になりました。



平格子をはずせばバッタリの上がフルオープンできます


北山丸太のテーブル。これも松岡さんのアドリブ


●「新町整骨院」(2009)

船鉾町の路地の連棟町家の改修。作事組での第16弾。施工は山内工務店。
新築当時からモルタル大壁で軒の出なしという昭和初期の防火町家。

真壁にして二段の軒を作り直しました。若いオーナーの路地での夢が続きますよう。
2軒含めて町家まちづくりファンドの助成がいただけました。


腕木のくり型は松岡さんのアドリブ


株立ちのモミジの庭


●旅館「悠」「里」(2009)

六条通の町家の宿二軒。施工は山内工務店。
毛見さん田中さん両エースの協働です。

設計一ヶ月、工事三ヶ月、戦場のような現場となりました。こちらの若い女将さんにも別の意味で感服です
東物件の四間二尺のヒトミ梁は見ものです。西物件の構造改修は「HT邸」並、完全に宙吊にして構造改修でした。
ホリテックの電気錠もウルトラCのシステムです。


東の宿「悠」


西の宿「里


「悠」の踏込
これからのしつらえが楽しみです。


●Ht邸借家改修工事(2008)

「HT邸」のお母さんから頂いた二軒目の町家改修。
路地奥の平屋一列二室。ちんちくりんですがなんとか三点セパレート。施工は辻工務店。
あんまり町家に戻りすぎて新築と勘違いした税務署に踏み込まれました。



小さな木置の新設


一点豪華主義の物干


小さな水廻り


三枚引きの格子戸。昨年6つ目の出格子復旧


●Kt邸主屋改修工事(2008)

「あずきや」の女将の三軒目の町家改修。
2軒目の京町家まちづくりファンドの助成が頂けました。施工は山内工務店。

都ホテルのまん前で「町家」を張り続けます。イタリアの軽自動車チンクチェントがお似合いです。
最後の楽しみは火袋の復旧でしょうか。



女将の守る三軒の町家


女将とmotoさんの建具洗い


昨年5つ目の出格子の復旧。ベンガラ塗り応援隊諸士


●平楽寺書店改修工事(2008)

一年前からご相談を受けていた新風館北側,昭和初めのRCと町家のコンプレックス。
雨仕舞いに課題のあった蔵のつなぎの屋根の改修や塀の美装、パラペットからの汚れ防止策を行いました。
続けてお便所の改修に向かいます。

東洞院通での三軒目、施工はアラキ工務店。


RCの蔵も昭和の初めのもの



●Ng邸手摺工事(2008)

春までお世話になったNg邸の奥様が自転車で怪我をされ手摺と敷台の取付に。
一ヶ月で退院され安心したものの、3回目の介護事業改修のお手伝いとなりました。
出来合いの材料ではなく北山の磨きや桧の縁甲板で、山内工務店の田中亨さんが作ってくれました。


台杉の手摺



●Ad邸改修(2008)

広告代理店でばりばりにお勤めの若い施主による町家の改修。
施工は辻工務店。構造、屋根の全面改修に加え、造付の家具や物干などの造作も圧巻です。
キッチンと洗面と照明は松尾さん、庭は芝田さん。
難しさも設備も仕上げのグレードも一流の仕事に取り組む機会を頂けました。
辻の義父っさんの建具や格子も華を添えています。
最後の一ヶ月のバタバタとダメ工事の多さはきっちりと今後の反省課題にしなくてはなりません。
ご自身も多忙の中、信頼し暖かく見守っていただけたお施主に感謝です。


火袋の中のキャットウォーク。大下さんの物干に通じます。


寝室の吹抜、ロフトに通じます。


ファサードも看板建築を全面改修。今年4つ目の出格子の復元。
杉山さん、清水さんの洗い出しは完璧です。
「町家でご飯」と勘違いした下京消防予防課に踏込まれました。



46型のTVと造付家具「opera」本邦2作目。
なつかしいヒマラヤのチャンプ材のジャイアントテーブルは
カケヤで叩き込んだ1000年保証つき。


●HG邸改修(2008)

母の親友のご実家、出雲路橋の数奇屋の改修工事。
大屋根の全面改修と二階の構造改修、建具建合せ、雨漏跡の補修etc.
表千家のご家族もお稽古に通われたそうな立派なお座敷があります。施工は山内工務店。
情報センターのご協力でお茶を愛する影山先生にご入居いただきました。
論語塾で頂いた「偶成」を一年間枕元に飾っていたおかげ?押入の天井から西郷南州の額が現れました。


取次を入ったところからお茶室が始まります。


●あずきやセムショーウィンドー改修(2008)

夏場に温室になってしまう出窓に換気口と葦戸を取付。山内工務店の毛見親方に引き続きお世話になりました。
板戸の無双窓を天井に仕込んで頂きました。


効果十分、お花も長持ちしそうです。


●茂待軒(2008)

山内社長の町家の改修。
京町家棟梁塾の若手三人、毛見親方に指導頂きました。モデルハウスとして公開の予定です。


オクドさんも据えられています。


出格子と鎧貼り、銅のアンコウは塾生の作。


今年三つ目の出格子の復旧。


●Ng邸改修工事(2008)

上京の連棟の町家。荒木棟梁と山内工務店のJointによる施工。
連棟での上げ前とイガミ突きに田中亨さん、最後まで頑張っていただけました。
施主の奥様は町家の暮し方を映す鏡のような方、西陣の女性の気概から教わること甚大です。
職方の力を出し切れる現場へのサポートを本当にありがとうございます。


大切に残されていた出格子を復旧。
井澤君渾身のベンガラ塗り。


2階内観、借家としてシンプルな仕上げ。


●Ay邸改修工事(2008)

山内工務店のご近所の町家改修工事のお手伝い。
格子の復旧を計画しました。




●Ht邸改修工事(2007)

青年海外協力隊の同期生の実家の改修。泉涌寺近くの郊外型の町家。
構造改修のボリュームは今までで一番。施工は辻工務店。中島カズさんの渾身の作。
左官下地はすべて小舞を編みました。建具は辻親方の義父っさんの作。庭は芝田さんの作。


新築部分のキッチン。


カズさんの力作の階段。


●仏陀寺第一期改修工事(2007)

寺町上立売のお寺の改修のお手伝い。本堂、庫裡まで6ヵ年計画。
隠居部屋の水廻り、中門、地蔵堂の構造、本堂入口の洗い、門の扉の改修まで一期工事で終えました。
年末には鐘をつかせて頂き、地蔵堂でのお勤めにも座らせていただきました。
施工は熊倉工務店の渡文さん。


中門の改修、今年二回目です。


隠居部屋のハシリから小さな火袋が出てきました。


●お料理光安改修工事(2007)

木屋町露湖の元板長が職住一致を目指す日本料理店。
光安さんはあずきやのお女将さんの友人で生ショコラのシェリーさんのもとご近所。
施工は山内工務店。什器は三加和木材と井川建具さん。照明の多くは光安さんの作品。
お野菜の料理がお勧めです。


町家の構造を全く傷めずに、しつらえでもてなします。


●お食事処はしもと改修工事(2007)

銀閣寺畔、母の実家にある料理店の改修。
施工は山内工務店。天井の和紙貼りは黒谷のハタノワタルさん、棟梁塾でもお世話になった楽しい綾部の作家さん。




●名神不動産所有物件改修工事(2007)

京町家情報センターの不動産屋さんの所有物件。
擬洋風に改築された町家の屋根と構造改修。作事組での第10弾。施工はアラキ工務店。
若い監督の小野さん,実は青年海外協力隊の先輩です。

テナントは taro's cafeのオーナー。もと鳶職人。仲間とカフェに改装されます。


河原町上の口の角。まちセンのスタッフの昼飯にも役立つでしょう。



●明倫幼稚園改修工事(2007)

新町通のYs先生からのお仕事。明倫学区の自治会に使われている幼稚園で手洗いを倉庫に改修。
施工は山内工務店。


昭和はじめのRC建築。



●いと由改修工事(2007)

東洞院通の友禅のお店の町家改修。作事組での第9弾。
排水管の高圧洗浄と中門の改修まで。施工は熊倉工務店の渡文さん。


中門の改修。


●Sk邸主屋改修工事(2007)

京町家・まちづくりファンドモデル事業適用の町家改修。
元材木商の間口5間の大店です。施工は安井杢工務店。
揚げ前根継ぎ28本、Max14センチ。構造改修と大屋根の改修と同時にファサードを戻しています。
奥の離れの壁の残し方は設計のミソでした。


仏光寺に面した大正8年の町家。


●Kt邸離れ改修工事(2007)

あずきやの女将さんの主屋の離れの改修。
蔵を残し、二階を一部新設しました。
こちらも山内さんのお世話になっています。
キッチンは松尾さんの設計に女将の友人の家具職人上中さんの製作。
藤井厚二先生を目指しましたが、全体にやわらかいイメージになりました。
愛犬とパートナーとの新しい生活を楽しみに思います。


庇は蔵の妻壁にあったもの。半円の鬼瓦は光本さんの店にあったもの。
三つ葉柏のレリーフは萩野さんに造ってもらったもの。



大きな物干し。東山からの月を待ちます。


もとの階段にコロビを取り、梁を架け替えて移設。
難しい仕事を丹念にしていただきました。



手摺も窓の格子も元の蔵のまま。


ウッドデッキと庇の持ち出し。4枚引きのガラス戸。
一年後には芝田さんの庭も馴染みました。

建蔽率を落とし余力のある容積を足し、都計法上は出来る適合を目指しました。
建基法の構造規定には主屋と一体である以上、永遠に無理があります。


●Cn邸家具工事(2007)

まいどお世話になっているMr.editorの本棚新設。
柿渋塗りはご自身で。辻工務店との協働で、加工は辻氏の義父っさん。
杉の集成材は荒木棟梁のお店から分けて頂きました。


お手持ちの机がぴったり納まり、建築の神様への祈りが通じました。


●Ys邸駒寄復旧工事(2007)

新町六角のYs邸はじめての景観重要建造物指定の一つ、その改修事業のお手伝いです。
Ys邸の改修に設計者が加わることも初めてで、それなりに気合が入りました。
施工はお出入りの上川さん、仲良く頂きました。


昭和30年代の写真を見ながら駒寄せを復元
お祭りでの飾りつけが出来る工夫もあります



●あずきや別館改修工事(2007)

都ホテル向かいの町家の宿の改修。
施工は山内工務店の毛見親方達。
これも水廻りを除き、昭和のはじめの姿のままに。
内部中塗り壁のほとんどは若い女将さんと友達がこそいで補修。
さくあんの萩野親方が直々に手ほどきです。
別館の名前は古代チベット語で「セム」に決まり、
ブータン帰りの設計者はうれしく思います。


右隣があずきや本館。左の路地の大戸は井川さんで調達。
間口一間半のかわいい町家。セムの名の通り、お豆さん、あるいはお嬢さん。


天井の乾拭き、障子の張替、照明器具の作成も女将さんの仕事です。
建具の洗いは棟梁塾生の実習で応援に


●Sg邸改修工事(2006)

聖護院のお寺の離れ、路地奥の町家の改修。
和服を着こなす若いご夫婦の借家を出来るだけ元の姿に戻しました。
天井裏の清掃と天井の水洗いはご主人とも一緒に。
施工は山内工務店の田中さん。忙しい中、駆けつけてくれました。


目板の中戸にガラスを入れて新設。襖も山内さんの倉庫から。


アルミサッシを撤去、結霜ガラス入りの戸に。


●On邸改修工事(2006)

下長者町の町家の改修。
前栽のハナレを撤去し水廻りを新しく、
ダイドコ廻りの上げ前と建具の建て合せ、座敷内装の復旧まで。
敷地内に井戸の跡がなんと3箇所、その内一つが柱の直下で30センチの沈下がありました。
山内工務店の田中Jr、渾身のジャッキアップです。


井戸の上の一つ石。数十年前の根継ぎの跡がありました。


基礎を据え直し根継


●Nj邸改修工事(2006)

実家から徒歩1分の町家の改修工事。
施工は堀工務店。
瓦や板金の手当て、建具の建て合せと二階の奥一室と火袋の復旧まで。


小さな火袋の復旧


真空管オーディオの再生も
さすがホリテック!



●MR邸改修工事(2006)

北山のマンションの改修工事。
楢のフローリング、えごま油塗り、月桃紙、銀タモの枠材etc.
かつかつのスペースで3DKを納めました。
辻工務店と久々のJointです。施主の引越しには若手の編集者さん沢山お手伝いに。
建具のシンプルな納まりにこだわり、造付の家具では永く楽しんでいただけますよう。



ジュニアの部屋の可動棚



栗のムク材のアイランドテーブル
お父さんがお腹をこすらないように隅切り


●MH邸改修工事(2005)

中堂寺の昭和初期型の築造。長屋ながら規模の大きい町家の改修。
若い住み手に荒木棟梁が古建具を譲り、柿渋とベンガラの塗りを指南してくれました。
ガラスと照明器具には住み手の徹底的なこだわりが。
見る目の確かさに、住みこなすたくましさが町家によって養われますよう。


たたきのままのハシリ


オモテの格子
松原通からも新調の真鍮格子は輝いて見えます



●FZ邸改修工事(2005)

大正期築造の上京の小さな町家。
住まい手の半世紀の暮らしをつつがなくこれからも町家が引継ぎますよう。
水廻り、階段、開口部は原寸で検証し、最小限のスペースに。
まずは99%、施主の思いを聞くべき職能、新鮮に思い出されました。(村野先生へも九拝)
山内工務店の田中さん、ガチンコ勝負の施工です。久方ぶりに目の覚める思いありがたく。



方丈のキッチンと昇降口、中戸と下駄箱。いっぱいいっぱい。


さくあんさん改修の前栽、アオキと槙,ガス釜と室外機。いっぱいいっぱい。


新築のハナレ、渡りのハイサイドと古い板戸。飾り窓と換気口。いっぱいいっぱい。


●TZ邸改修工事(2005)

竜安寺門前の近代数奇屋の一部にある御池通から移築された明治の町家の改修工事。
施工は山内工務店。



火袋の復旧


中2階からの見下ろし


町家部分の屋根と外装は全面改修


●N記念館改修計画(2005)

下鴨の和様折衷の居宅の改修工事計画。
建築協定、業務用厨房基準、建築基準法上の福祉施設の定義、勉強致しました!


●ハウジング&コミュニティ財団委託業務調査報告書(2005)

「京都都心部における町家を主軸とした景観形成推進のための報告書」
京町家再生研での報告書の作成。


●Hm邸防犯工事(2005)

山の先輩のあてがい扶持第二弾。
ワイヤレスで5台のカメラをモニター中。ブレインは作事組のホリテック。
何処を新築したか分からんくらい塀の工事はうまく馴染みました。




●「お采どころ」改修(2005)

銀閣寺畔、日本画家の収蔵庫を利用したお惣菜のお店の改修工事。
急ぎの屋根工事まで、今後もご主人と夢は膨らませたく。




●HTM駐車場整備及びHTM邸外構修景(2004)

京都での独立後、第一作は学生時代の山の先輩から。
設計事務所と工務店の境がなくなりそうな気配です。
もとお風呂のタイルの犬走りとさくらんぼ。




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