Works

腰高戸と鎧貼りは新設。 元の厨子二階を中二階にした跡と平格子を出格子に代えた跡がありました。 軒の瓦は出来る限り再利用。
腰高戸と鎧貼りは新設。 元の厨子二階を中二階にした跡と平格子を出格子に代えた跡がありました。 軒の瓦は出来る限り再利用。

友禅の作業場

お知り合いの友禅職人から相談を受けたご本家の中京の町家。
借家にされていましたが間口3間半、立派な建物です。
大屋根全体の雨漏りと、オモテと裏の沈下が、それぞれ15cm強、東西に捩れた倒れがありました。
あげ前、歪み突き、屋根とファサードの全面改修。
大切な紹介からの貸主、その信頼への責任は果たしました。
町家の活用は信頼いただいた借主に託します。
施工は辻工務店。

  • ウラの外壁。モルタルをはがし、下地から土壁復旧。 板金屋根は棟梁塾一期林田キャプテン。
  • ウラ下屋下地。地松の芯持ちと杉の一等の板垂木。 北山の磨き7mの出桁は辻親方のこだわり。電信柱か! 下地の立体交差は数奇屋大工の中野さん。それを見せるよう板金が控えました。
  • 解体組みなおした道具箪笥。これもベンガラで磨きなおしました。 左は辻の義父っさんの腰高戸。鉄砲ほぞ。