Works

観の総二階は三条通りの拡幅の際の工事によるもの、内部は明治の町家です。 天保年間の三条通りの道標を据えなおしました。
観の総二階は三条通りの拡幅の際の工事によるもの、内部は明治の町家です。 天保年間の三条通りの道標を据えなおしました。

Yd邸改修工事

三条古川町の入り口にある間口3間半の立派な町家です。
実は2008年にあずきやの女将さんの主屋の改修の際、出格子の寸法をこっそり実測させてもらっていた町家です。
施主は我が娘と同い年のお嬢さん、改修については原理主義を守っておられ伝統構法にもご信頼を頂けました。
竣工後、京都市の景観政策課に諮問してもらい、5件目の景観重要建造物となりました。
お母様はお医者さんで絵描さん1階オモテと2階は画廊にされます。
施工は辻工務店。

  • 1階縁廻りの庇は銅板葺きの新設。
  • 蔵も屋根と外壁を全面改修しました。前栽に15mの黒松とマクロ石の三尊仏。
  • 明治時代の火袋に2階の一部がオーバーハングしています。
  • 2階の十畳。砂壁の補修がばっちり決りました。
  • ミセノマが浅いのが道路拡幅の名残です。 駒寄せも丸太を使い洛中の町家とは違う様相です。